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子ども達が来るのを待つのではなく、自ら子ども達の元へ届けに行く​【移動式子ども食堂】を佐倉市で展開しています。自家栽培の自然米おむすびと自分たちの畑で育てた野菜や、地域の農家さんからの規格外野菜をお味噌汁にして佐倉市内を周ります。そしてこの活動を通して身近な大人が農業界の問題、フードロス問題など「社会問題に気が付くキッカケの一つ」として存在を認知していただければ嬉しいです。

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​2025年8月プロジェクトが始動!

移動式子ども食堂「農カー」子どもたちに心と体を育む栄養満点の食事を届ける熱的なプロジェクト!2024年11月にスタートしたクラウドファンディングで多くの支援を受け、コツコツと準備を重ね、ついに2025年8月にプロジェクトが始動しました。この活動を通じて、子どもたちの健康と笑顔を育み、地域全体を温かく結びつけていきます。皆さまのご協力をいただきながら、佐倉市内を周っていきます!

​このプロジェクトのポイント
  1. 子どもが無料でおむすびとお味噌汁を食べられる

  2. 地域の農家さんたちの規格外野菜を活用する

  3. ​移動式子ども食堂を展開し、地域の人たちを巻き込んでいく

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はじめに

「11.5%」これは18才未満の割合を示す子どもの相対的貧困率の数字です。季節や地域を問わず、たくさんの食べ物が手に入るようになった日本。様々な場面で豊かに見えているこの国でも「現在9人に1人の子どもが貧困」という社会問題を抱えています。これを聞いて無関係な人はひとりもいません。

​みんなが当事者となって一緒に問題解決のきっかけづくりをしていきませんか?

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​実現したいこと①

場所にとらわれない食事提供
現在の子ども食堂は調理する施設や提供場所などが、一定の場所に限られている場合が多く見られます。

​移動式という形を取ることで”場所”という垣根を超えて、より多くの子ども達や地域とのつながりを作っていきます。昔の「移動販売の石焼き芋さん」のような形で佐倉市内を周っていきます。

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​実現したいこと②

食事を届ける中で、自分たちの活動を通して身近な大人が「社会問題に気がつくキッカケの一つ」として存在を認知していただければと思っています。わたしたちの活動を応援して下さることで、その想いが子ども達へ循環していくことがわかるように​、移動式子ども食堂での食事提供は、大人は500円でおむすびとお味噌汁を購入していただき、そのお支払いで自動的に子どものおむすび一人分の資金に使わせていただきます。

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実現したいこと③

私たちが実現したいことはシンプルです!

「お腹を空かせた子どもを1人でも減らしたい」

そこに特別な理由はいりません。

​こども家庭庁のこども基本法にはこのような記載もあります。
『すべての子どもの命が守られること』

その上で生きるために絶対に欠かせない”食”

​わたしたちはこのプロジェクトを通して子どもの笑顔を増やし、食という分野から「命を守る活動」を行なっていきます。

※参照:子ども基本法/こども家庭庁

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プロジェクト発足の背景

私の子ども達も月に数回、地域の子ども食堂を利用しています。

​現地に行くと、みんなが楽しそうにスタッフさんとお話ししながら、和気藹々と過ごしています。しかし、子どもだけで食堂を利用する姿はあまり見かけません。子ども食堂へのボランティア経験がある夫も、子どもだけで利用を見たことがありませんでした。
 

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子どもだけの姿をあまり見かけないのはなぜ?

佐倉市には現在23ヶ所(*2025年3月6日時点)で子ども食堂(地域食堂)を開催してくれている団体が存在します。​

※参照:佐倉市内 こども食堂(地域食堂)一覧表(2025年3月6日現在)[改訂版]

開催されている場所が近い住民は徒歩や自転車、少し離れていれば車で出向いたりなど、たくさんの人たちが利用していますが、身近に頼れる大人がいない子どもは​

  • 子ども食堂の存在をそもそも知らない

  • 一緒に行ける大人がいない

  • 子どもの足で歩いていくには遠すぎる

  • 子どもだけで行ける時間帯の開催ではない場合がある

ということもあります。

その時にあることを思い出しました。

私が中学校に勤務していた時に「夏休み明けに痩せて登校してきた生徒のことを。」

夏休み明けに体重が減る子ども
​大学卒業と同時に私は地元の中学校で保健体育を教えていました。
仕事に追われ、教員同士の人間関係に悩み、保護者の対応に疲れ果て、子ども達と接する余裕がありませんでした。

夏休み明けに痩せて学校に来た生徒を見た時も、とてもびっくりしましたが、先生という立場だったわたしは何もできませんでした。何かをしようとする勇氣も行動力もありませんでした。

大人の手を借りることも、頼ることもできずに、それでも毎日必死に生きている子ども達が、この豊かに見える日本にも確かに存在する。

それを目の当たりにしたにも関わらず、わたしはその場から逃げてしまったのです。

とても恥ずかしい選択だったと、今でも思います。
だからこそこれからは、様々な理由があって現地に来られない子どもに、今度は自分から勇氣もって食事を届けたい、と強く思っています。

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“子どもたちが当たり前にご飯が食べられる社会へ”

様々な問題や課題が混在する現代社会ですが

その中でも特に子どものことに関しては早急に解決する必要があります。
私たちが目指すのは

「子どもが明日のご飯に不安を抱えない社会」

これを第一優先に動いていきます。

全てをひとりで取り組むことは難しいですが、多くの人が関心やつながりを持つことで、この問題は必ず解決できると信じています。

 

「子ども達が来れないならこっちから行こう!」

 

そんな風に思える仲間と共に、わたしたちだからこそできる活動をしていきます。

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